マカロンが恋人

「恋人」とは
「こいびと(恋人)は「恋しく思っている相手」を指す大和言葉(和語)で、多くは相思相愛の間柄についていうが、片思いの場合にも用いることがある。Wikipadia より
あなたが恋しく思っている相手は誰ですか?
あなたにとって恋人は、どんな存在でしょうか?
嬉しいことがあった時、一番最初に報告したい相手
そして、一緒に喜びを分かち合ってもらいたい。
悲しい時は、側で見守っていて欲しい。
会えない時は、相手のことを思うと温かい気持ちになって、会える日が待ち遠しい・・・
まさに私にとってマカロンは「恋人」です。
とっても嬉しいことがあった時、一生懸命頑張った自分へのご褒美に、私はマカロンを買って帰ります。
その時の気分で紅茶かコーヒーをいれて、マカロンを食べながら嬉しかった事を思い出します。
悲しいことがあった日も、やっぱりマカロンを買って帰ります。
泣きながらマカロンを食べても、マカロンの優しい甘さで、食べ終わった頃には心は穏やかになっています。
自分がどんな気分であっても、マカロンによってフラットになれて、また明日から頑張ろうと思うことができるなんて、もしかすると恋人以上の存在かもしれません。
ほどよい距離で
理想は週1回くらい。
週末にお気に入りのフレーバーだけを3つくらい。
毎日だと重たくて、でも月に1回だとなんだか物足りないのです。
いつもある(いる)と当たり前すぎてありがたくない。
かと言って必要な時にないと(いてくれないと)寂しい気持ちになる。
恋人との関係に似ていると思いませんか?
恋人にも色々な顔があって、甘く優しい時もあれば、スパイシーで刺激的な時もある。
マカロンもチョコやバニラ、キャラメルなど、甘味と言っても種類は色々。
季節によっては普段会うことがない味に出会うこともあります。
その味覚の記憶が思い出となって、その季節になるとまた会いたくなってしまうのです。
手のひらサイズの恋人
日常の当たり前がとてもありがたく感じた2020年。
マカロンは程よい距離感で私に寄り添ってくれました。
決して大きくないけど、決してお安くはないけど、手に入れようと思えば手に入れられる手のひらサイズの大切な存在。
それがあると本当の自分に戻れるような、手のひらサイズの大切な存在が、あなたにもありますか?
まだまだ安心できない日常が続くかもしれませんが、そんな時に手のひらサイズの恋人の存在があると、当たり前の日常の一部がとても特別に、愛おしい時間に感じることができるのではないでしょうか。
「マカロンが恋人」は今回で最後となります。
長い間お読みいただきありがとうございました。