【特集】女性の不調改善!『飲む漢方』から『塗る漢方』へ。

【特集】目に見える究極のデトックス「刮痧(かっさ)」に引き続き、今回はユカ先生監修のもと、かっさを施術するにあたりとても大切なものについてお話ししたいと思います。
それは 漢方アロマオイル です。
塗るだけで効果抜群!漢方アロマオイル「神気」
ユカ先生が使用している漢方アロマオイル「神気」は、漢方研究の中枢である台湾の国立陽明大学の研究チームにより中医学理論や漢方理論をもとに、西洋のアロマテラピーを導入し誕生したものです。
「漢方薬草精油」と呼ばれていて100%植物から作られているので信頼性・安全性が高いため直接お肌に塗ることのできる素晴らしいオイルなのです。
▲(左)漢方アロマオイル「神気」(右)刮痧ヘラ各種
漢方アロマオイルを直接皮膚に塗ることで、体内の津液(しんえき)※1に邪魔されることなく皮膚や鼻(嗅覚)から呼吸し体内に取り入れられ、内臓機能のバランスを整えて自然治癒力を高める効果があるので、オイルを塗るだけで健康管理や五臓の養生※2ができるのです。
※1 体を潤す正常な水液(すいえき)すべてのこと。細胞の中の水分、血液中の水分、胃液、涙、唾液、リンパ液など。
※2 健康増進や体の状態を整えること
漢方アロマオイル「神気」の種類と効能
漢方アロマオイルの種類は、五行シリーズと症状別シリーズがあり、体の症状によってそれらを組み合わせて使用していくのです。
《五行オイルシリーズ》
★「脈」⇒気血循環を促進するベースオイル。疲労回復や痛みの緩和、新陳代謝の向上に効果があります。
★「理」⇒解熱解毒、肝機能を回復させ、免疫機能を強化します。頭痛や首や肩のコリ、イライラ、自律神経の失調などに使用します。
★「定」⇒自律神経調整、精神安定、安眠効果、不眠や不安、精神の乱れ、ヒステリーや動機など心の不調に使用します。
★「軽」⇒消化促進、胃の不快感を緩和。胃腸が弱い、食欲がない(またはあり過ぎる)、消化機能の低下、口内炎などの不調に使用します。胸やけや胃炎にも効果があると言われています。
★「開」⇒呼吸器の保護、風邪や鼻炎、鼻づまりの改善、疲れからの肌荒れなどの不調に使用します。
★「振」⇒体力増進、精力増強、元気回復、腰痛や膀胱炎、頻尿、聴力の衰えや耳鳴りに使用します。
加齢や疲労で低下した生命力を回復させると言われています。
★「采」⇒生理痛、生理不順、貧血や冷え性の改善。血虚体質の改善に。特に女性におススメ。
《症状別シリーズ》
★「醒」⇒頭をスッキリと覚醒させる・生気がみなぎる。
★「昇」⇒心身を浄化する・集中力を高める・瞑想を深める。
★「止」⇒頭痛や片頭痛の緩和・頭をスッキリさせる。
★「実」⇒水太り・むくみ解消・リンパの循環を促進。
★「緩」⇒肩こり・腰痛・関節や筋肉痛の緩和。
★「三伏オイル」⇒発汗作用・冷え性の改善・デトックス作用。
★「暢楽」⇒捻挫打撲・運動障害の改善・腫れや炎症、痛みの緩和。
★「生華」⇒更年期・生理不順・産後・子宮の回復・子宮のデトックス・瘀血改善。
上記の漢方アロマオイルを、その時の体の状態や症状に合わせてブレンドして使用します。
特に、女性におススメなのが腎の漢方アロマオイル「采」又は「生華」です。
こちらは当帰や小茴香などの成分が入っているので、冷えによる腹痛・生理不順・生理痛・婦人科疾患のある方にお腹のマッサージ(腸・子宮セラピー)をすると効果的です。
気温と湿度が高いこの時期に、やっておくべきこととは?
さて、今の時期は最も暑くて湿度の高い過ごしにくい季節ですがその時期を、三伏(さんぷく)期間と言います。
三伏期間とは、暑くて動けない小暑から立秋過ぎまでのだいたい40日間をいいますが、今年2020年は7月16日~8月24日までになります。
この時期にしておいたほうがいいことが冷えを出すことです。
夏は陽の気が盛んなので体も心も活動的。
活動し過ぎてカッカしてしまったり、暑いからと言って冷たいものを飲み過ぎたり、エアコンでお部屋の中をキンキンに冷やしてしまったり…。
体にはますます熱がこもってしまい、暑いのでさらにまた冷やす。
そんなことを繰り返していると胃腸が弱ってしまい、夏が終わった秋冬には体調に不調が出てきてしまうのです。
そんな時におススメなのが、冷えを出す三伏オイルを使用した施術です。
三伏オイルは、発汗作用に優れているオイルで体内に溜まった冷えや毒素が、発汗とともにデトックスされて新陳代謝を高めてくれます。冬に起こりやすい呼吸器疾患や皮膚疾患などが起きないように、冷えを徹底的に夏のうちに出すことが重要です。
外から冷えを取ったのならぜひ内からも冷えを取りましょう。
体の熱を冷まし、湿を取ることが大事ですが、それと同時に温める・補う・巡らす・ことも大事なのです。
そこで、体内から冷えを取るには薬膳的食生活をおススメします!
今すぐやろう!体内から冷えを取る『おススメ食材』
★熱を冷ます⇒トマト・きゅうり・ゴーヤ・瓜・素麺・蕎麦
★湿を取る⇒小豆・緑豆・トウモロコシのヒゲ(利尿作用に良い)
★温める⇒生姜・にんにく・玉ねぎ
★気を補う⇒豚肉・卵
★気を巡らす⇒玉ねぎ・にんにく・パクチー・しそ
そのほか、枝豆には気血を補い水の巡りを良くし、胃腸を丈夫にし消化を促進してくれる夏にもってこいの食材です。
よくお酒のおつまみには枝豆って言いますけど、理にかなっていますよね!
あとは夏に欠かせないのがスイカ。
スイカは熱を冷ましてくれて、潤いを補い利尿作用も高い食材ですが、冷やす性質が高いため常温で食べたり体を温める食材と合わせるといいでしょう。
中医学に「冬病夏治(とうびょうかち)」という言葉がありますが、文字通り「冬の病気を夏に治す」ということです。
体の内外からバランスを心掛けて、心も体も健康でいられるように養生しましょうね♫
【監修:刮痧(かっさ)セラピスト ユカ】
体の不調に悩まされていたのがきっかけで、刮痧(かっさ)に出会う。体調が整い、今までにない癒やしを与えてくれたことで、刮痧(かっさ)セラピストとなる。以来、体の不調に悩み、辛い思いをしている女性に寄り添う施術を心掛けている。
刮痧国際協会の認定刮痧療法師として現在活動中。