円山グルメ探訪『すし宮川』

フード

ガストロノミーを5つの評価で表す冊子、ゴエミヨ2020にて北海道では初めて4トックの評価を受けた、すし宮川。
ビルの一階に静かに佇み、いつ訪れても白い暖簾が清々しく迎え入れてくれます。

寿司激戦区円山において、宮川は一流店として名を馳せる存在であり、なかなか予約の取れない一軒。

店内は、白木を使用し、隅々まで磨き上げられ、無駄な装飾や人工物などは一切ない空間が気持ち良い。

カウンターに焼印された紅葉に和の風情を感じながら、日本酒が運ばれてくると、程よいタイミングでつまみが登場。

少し張り詰めた空気感の中、食材の優しさと存在感を丁寧な下ごしらえで引き出した美味しさに、肩の力が抜けて、心も顔も緩んでいく。

滋味な器に盛られたそれぞれのつまみは、器に負けないほどの滋味深き味わいで、舌と心と身体をフルに使いながら、ゲストはゆっくりと楽しみ、あちこちで感嘆の声が上がる。

黒アワビの肝和えが登場すると、ゲストの興奮は最高潮に達し、もはや、また訪れたいと思うほど。

物静かでいて、物腰やわらかい宮川氏であるが、調理をする時の眼差しは実に鋭い。

料理や握りの隅々まで宮川技を練りこんで、これでもかと言わんばかりに食べる側に挑戦を仕掛けてくるようでもあり、美味しいというホスピタリティを最大限に表現しているようでもある。

握りは二種の赤酢をブレンドしたシャリで、ネタとの融合がなんとも素晴らしい。
いつまでも、洗練されたうま味が口の中に宿り余韻を残し、至福へと導いてくれるのです。
包丁のさえ、握るほどあい、酢の調整、煮切りの具合、、、ここまで完璧な寿司屋さんも、なかなかお目にはかかれない。

思わず、どうしてこんなに美味しいのですか? と聞いてしまった。
宮川氏は『ありがとうございます。』と述べただけだったけれど、きっと宮川氏の本気の職人のなせる技なのでしょう。

札幌の寿司文化を牽引していく大切な一軒。それが、ここ宮川さんなのだと思う。

すし宮川
完全予約制
おまかせコース お一人様 16,000円 別途サービス料10%
1部 17:00~19:15 2部 19:30~
札幌市中央区南1条西24丁目1-30 円山OCT BLD.1F 011-613-2221

金子由美

Kaneko Yumi YUMIスタイリングオフィス 代表 食空間コーディネーター、フードコーディネーター、だしソムリエ、昆布大使、ミルクインストラクター、...

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