神棚の祀り方①神社のお神札の祀り方

美學のススメ

昨今のパワースポットブームに乗って、色々な神社へお出かけする方も多いと思います。
参拝の記念に御朱印を頂いたり、お守りやお神札(おふだ)などの授与品を入手することも楽しみの一つと言えるでしょう。
お守りの使い方は分かるとして、お神札をどのように扱ったらよいのかについて巫心繋ぎ 菊池理恵がお伝えします。

神社のお神札について

「買っては見たものの、お神札は、どうしたら良いですか?」と聞かれることが多くあります。
(※お神札やお守りは授与品と言われるものなので、買うとは言わず「受ける」「いただく」が正解です。)
「神棚は無いけれど、コーナーを作ってお神札を置いてます。」と言う方もいらっしゃいます。
特別なものだということは理解しつつ、粗末にしてはいけないと思いつつ、ただ置いておくだけで良いのでしょうか?

正しいお神礼の祀り方を知る前に、先ず、お神札について知りましょう。
お札、お神札、御神礼(おふだ、ごしんさつ)と言い、神社でいただける紙製や木製のお札で、大きさや形も色々あります。
神社で神職が、神前にてお祓い、祈祷をしたものであり、神様の御分霊(わけみたま)=神様という位置づけになります。

お神札の種類

神宮大麻(じんぐうたいま)
神宮大麻は日本人の総氏神である伊勢神宮の神様『天照大神(あまてらすおおみかみ)』の力が宿ったもので『天照皇大神宮』という神号と印が押してあるお神札になります。『天照皇大神宮』とは三重県にある伊勢神宮内宮のこと。『天照大神』は、八百万(やおよろず)の神々の中でも最も尊い神様とされ、天皇陛下・皇室の祖先神であります。
伊勢神宮より全国の神社に頒布されているので、日本全国のどこの神社でもいただくことができます。

氏神神社のお神札
自らが居住する地域の氏神様をお祀りする神社=自宅の1番近くにある神社のお神札が氏神神社のお札になります。
氏神神社が分からない場合は、自分の住んでいる都道府県の神社庁にお電話をして現住所をお伝えすると教えてもらえます。

崇敬神社のお神札
崇敬神社とは、地縁や血縁的な関係以外で、個人の特別な信仰等により崇敬される神社とされています。
崇敬神社のお神札とは、自分でご縁を感じる神社など、氏神神社以外の神社のお神札になります。

お神礼・お守りの数え方

お神札やお守りを数える時には1個、2個とは数えません。
どちらにも神様の力が宿っており、神様の御分霊(わけみたま)とも言われているので一体(いったい)ニ体(にたい)と数えます。

お神礼もお守りも、その効力は一年ほどと言われています。
一年間お祀りしたお神札は年末に神社に納め、お焚き上げをしてもらいましょう。そして、新しいお神札を受けます。
お守りも同様ですが、願いが叶うまで身につけても差しつかえありません。

正しいお神札の祀り方

せっかくいただいた大切なお神札ですから、是非とも正しく祀りたいものですね。

先にお伝えしたように、お神札は神様だということが分かりました。
つまり、神棚の中にお神札を収めることが正しい祀り方になります。

「え?神棚を祀らなければならないのですか?」と思った方もいると思います。
多くの方が「神社へ行ってお参りするのは大好きだけれど神棚を祀るのはちょっと…」と遠慮がちに言われます。
「神棚のお世話をきちんと毎日出来ないのなら、祀らない方が良いのでは?」とも。
でも、気になっている神棚についてもっと理解を深めてみませんか?

神社を知れば神棚が分かる

神棚を祀るということは、神様をお迎えするということ。すなわち、お家の中に神社があるという感覚です。
神棚は神社でいう所の社(やしろ)に当たります。神棚そのものに神様がいるわけではありませんので、お神札=神様をお祀りするのです。

では、神社について考えてみましょう。私たちが普段、参拝している場所が拝殿になり、その奥の本殿(正式参拝を受ける場所)の前にはご神体である鏡が祀られています。更にその奥にある扉は閉まっていますよね?
扉の中にもご神体があり、私たちの目に触れることはありません。何故なら、神様は目には見えない存在なので扉を閉めていることが畏敬の念を表すことになるからです。
神棚の作法も同じに考えると分かりやすと思います。
お神札をそのまま出しっぱなしにしているのはNGだということが分かりますね。
つまり、神棚の中にお神札をお納めしたら扉を閉めておくことが正しい祀り方になります。

ご神体とは?

ご神体(しんたい)とは神道の祭祀にあたり、礼拝の対象となり神霊の宿る物体を指すことば。 神社神道では御霊代(みたましろ)と称されます。
鏡、剣、玉などが多く、中には御幣、神像もあり、また石や山、滝など自然そのものをご神体として祀る場合もあります(自然崇拝)。
宗像大社では沖ノ島、大神神社では三輪山が ご神体とされ、皇大神宮(伊勢神宮 内宮)では三種の神器の一つの八咫鏡(やたのかがみ)とされるなど様々です。
古代からある神殿や神社神道の社(やしろ)や注連縄の飾られる場所やものなど、いわゆる御霊代(みたましろ)、依り代(よりしろ)といわれる神の宿る、降りる(鎮座する・隠れ住まう・居る)場所やものもご神体といいます。


お神札の祀り方が分かった後は、神棚の祀り方とお作法について詳しくお届けします。

つづく。↓
神棚の祀り方②神棚の基礎知識と正しいお神札の並べ方

菊池 理恵

Kikuchi Rie アイシクル編集部 トータルプロデューサー 花とカラーで癒しと気づきを届ける    アトリエ FLORET R 代表 フローラルカラー...

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