大好き! 手づくり自然派スイーツ

おうちじかん

北海道の短い夏が始まりました。
巷に並んでいるたくさんの種類の夏野菜や果物は、どれも水分が多くてとても美味しそうです。
季節の到来はスイーツでも感じることができます。四季折々を表現する和菓子はもとより、洋菓子に使われる生のフルーツはその季節限定の旬の味が多く、今の時期なら桃やマンゴーがパフェやタルトの上で夏真っ盛りを教えてくれています。暑い季節は羊羹より水羊羹が食べたくなるし、洋菓子も口どけが良いムースや酸味が効いて甘さが爽やかなスイーツが喜ばれるように思います。
色や瑞々しさなど見た目から涼しさを感じられるというのも夏の美味しさの大切な要素ではないでしょうか。

家で作るいつものお菓子でも、ちょっと変えることで季節感が出たりします。「うわぁ!美味しそう!」と言ってもらえる簡単な方法もあります。
スイーツを食べること、作ることが大好きな私が、今までの失敗と実体験から皆さんにお伝えできることがあるかもしれない。
ちょっとした提案をご紹介することで、皆さんが「これもアリかも?」と新鮮に感じられて、その中からひとつでもやってみて良かったと思っていただけたらこんな嬉しい事はないと思って、まずは自分の想いをお伝えします。

私のケーキへのこだわり

スイーツを食べるのも作るのも大好き。
そんな私がお菓子を作る時に少しだけこだわっていることがあります。
それは『出来るだけ身体に優しい材料を使って作ること』です。
子供がアレルギー体質だったことから、体と栄養の関係や食事の質を考え始めました。むくみやすかったり、自律神経のバランスを崩しやすくストレスに弱い自分にとっても共通するのではないかと感じるようになってからは、よりナチュラル、よりシンプルを心がけてお菓子を作るようになりました。『身体に優しいものは、心にも優しい』そう感じています。

見た目よりもやさしさを選んで

まずは『出来るだけ精製された物は使わない』ということ。
例えば白米より玄米、白砂糖の代わりに甜菜糖やメープルシロップ、蜂蜜を使うといった具合です。スイーツではありませんがパンを作る時は小麦粉より全粒粉が多めです。

甜菜糖を使うとスポンジケーキはキメが細かくならなかったり、灰汁が強くてカラメルが作りにくかったり、生地をしっとりさせようと蜂蜜を増やすと今度はべたついて重い生地になってしまうなど、最初は色々な失敗がありました。使いにくい上に、仕上がりはきれいな見た目ではありません。
しかし、そうした中でも自然素材ならではの味わいがあることに気づきました。
白砂糖にはない風味があることからお菓子の味を損なわせるのではないかと思いましたが、心配するほどの違いはなくて、ほのかなコクを感じる程度。むしろ甘さに関しては白砂糖よりマイルドに感じられ、私の求める味がそこにありました。
ケーキのホイップクリームは真っ白ではなくて少しくすんだ白になり、スポンジは濃いベージュ色、おはぎの中身の玄米の茶色もどこか懐かしく、ホッと和んでもらえるやさしい雰囲気だと思います。

より安全なものにするために

果物は出来るだけ農薬などを落としてから使うようにしています。
玄米は無農薬のものを取り寄せていますが、果物に関してはなかなかそうはいきません。無農薬の果物を扱うお店が少なく使いたい時にすぐ手に入らない、価格が高いなどのハードルがあり難しいのが現状なので、手に入る身近な物で工夫しています。
色々な方法を試す中のひとつに、ホタテの貝殻の粉末を水に溶かしてそこに果物やハーブなどを浸すということをしています。時間を置くと汚れが浮いてくるのでそれらをきれいに水洗いをして使うのですが、浸す素材によってはダイヤ型のキラキラした物が漂っていたり、油のような膜が水面を覆っていたり、浮いてくる汚れに違いがあることに驚きます。

手の届くことを出来る範囲で

とはいえ、中には代替が利かないもの(チョコレートや飾りの粉糖や缶詰等々)があります。それはどうしているかというと、それはそれ。普通に使用します。
楽しみながら作りたい私は、こだわりにがんじがらめになって作りたい物に手を出せなくなることに違和感を感じたことがあり、可能な限り努力をして出来る範囲を超えた時はそれ以上無理はしないことにしています。

外食もします。ジャンクフードも美味しいと思います。子供を無菌では育てられない。だからこそお家では余計な物を除いて作ったものを食べよう。無農薬や有機肥料に越したことはないけれど、どこにでも売っている手に入りやすい材料を工夫することで理想に近づけたい、そんなこだわりです。
私の自己満足の些細なこだわりと思っていたことですが、そこに共感して下さる方がいて、作ったものを美味しく食べて頂けることは本当に嬉しく感じています。これからも自分にとって優しくて美味しいと思えるものを変わらず作っていきたいと感謝と励みに思う瞬間です。

簡単レシピをご紹介

皆さんはお家でどんなおやつを作っていますか?
思い立ったらすぐ出来るクレープやホットケーキ、マドレーヌなどのバターケーキや専用の型を使ってシフォンケーキを作る方も多いかも知れませんね。
私は材料3つで出来る牛乳寒天などをよく作ります。お馴染みのおやつでも季節を意識した手作りソースを添えるだけでグッと美味しく新しくなるのでご紹介します。といっても新鮮なフルーツじゃなくても大丈夫。季節を意識していることが大切なのです。今時期はイエローやオレンジ色のソースが夏の雰囲気なので、最近はコンビニでも売っている冷凍マンゴーを使ったレシピはいかがでしょうか。

☆簡単マンゴーソースの作り方
1.冷凍マンゴー100gに砂糖大さじ1/2~1杯をかけてふんわりラップをしたらレンジ500wで1分間加熱します。
2.スプーンで果肉を潰すように全体を混ぜたら出来上がりです。
※ マンゴーの甘みによって、お砂糖の量を加減してくださいね。

☆簡単マーマレードソースの作り方
1.市販のオレンジマーマレードジャム大さじ2杯に水大さじ1杯を混ぜ合わせます。
※ あれば洋酒を少し加えて伸ばしてもOK。
2.ふんわりラップしてレンジ500wで30秒~1分加熱したら出来上がり。

レアチーズケーキにかけたり、クレープやシフォンケーキのホイップの横に添えたりなどしてみてはいかがでしょうか。
マンゴーソースはカキ氷にかけるといつもより高級感が出ちゃいます。お試しくださいませ。

マダムChikako

清水欣子 Shimizu Chikako お菓子研究家 ケーキ作りの趣味が高じて、今田美奈子食卓芸術サロン研究科を修了し講師資格を取得。 その後大手クッキン...

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