【インタビュー】小学校教諭 樫山和枝さん

特集・インタビュー

4月に新生活を迎え、新しい環境と出会いから約1ヶ月半が経ちましたが、少し慣れてきた頃でしょうか?

現代の子どもたちを取り巻く環境や、これから、私たちが子どもたちの未来のためにどのように関わっていくべきなのかを現役小学校教諭である樫山和枝さんにお話を伺いました。

清々しく、気持ちの良い春の日。当日は桜も見頃ということもあり、途中から公園へ出かけてのトークでした。

子どもの笑顔に癒される日々から気づいた第二の人生

色白でスリム、長身の和枝さんの第一印象は、小学校の先生というよりモデルさんのようです。
優しい笑顔が印象的です。

【アイシクル編集部】背が高いですね!
【和枝さん】はい。子どもの頃から大きくて、昔は、それが嫌でしたが、今は背が高い自分が好きですね。
【アイシクル編集部】背が高くて痩せていらっしゃるのでモデルさんのようですね。でも、学校の先生なんですよね?
【和枝さん】はい、そうです。笑
元々は別の仕事をしていたんです。結婚を期に退職したのですが、また何か仕事を始めたくて、保育園でお手伝いとして働き始めたんです。子どもが大好きだったので、毎日、子どもの可愛い笑顔に癒されていましたね。
そんなとき、家庭環境が複雑でお友達とうまく関わることができない子に出会いました。暴れたり、叫んだり、叩いたりなど問題の多い子で、先生方もどうしたらいいものか?と日々悩んでおられました。
わたしは、まだお手伝いのお姉さん的なポジションだったので、先生方のようにどうにかしなければならないという使命感より、ただ子どもたちのお世話をして遊んであげるという気持ちで接していました。

【アイシクル編集部】この時はまだ、先生になろうという思いには至っていなかったのですね。
【和枝さん】
はい、そうなんです。
ところが、ある日、その子とキャッチボールをすることになったんです。
すると、遊んでいくうちに無邪気な可愛い笑顔を見せてくれて、心から楽しんでいる様子がわかりました。
「この子ってこんな可愛い顔しているんだ」と、心を打たれました。その子の本当の姿を見たような気がしました。それと同時に、「わたしにも暗い背景に置かれている子どもたちを笑顔にすることができるんだなぁ」って思ったんです。
このことがきっかけで、「子どもたちの素敵な笑顔に関わっていきたい!」と思い、教師を志すことを決心しました。

「学校の先生になろう!」27歳からのチャレンジ!

【アイシクル編集部】勉強をしなおして教員の免許を取ろうと思ったんですね。
【和枝さん】はい。
【アイシクル編集部】いくつのときですか?差支えがなければ教えてください。
【和枝さん】27歳ですね。
【アイシクル編集部】27歳から教師を目指しての再スタートとは、誰しもが出来ることではありませんよね。大変ではなかったですか?
【和枝さん】大変でしたね。ちょうどバブルがはじけて就職氷河期に突入していたので、教員採用試験に受かるまでが本当に大変でした。
【アイシクル編集部】そこで気持ちが折れることなく突き進むことが出来たことに感服です。
【和枝さん】本当に頑張りました。人生で一番頑張ったのではないかと思うほど、とにかく良くやったと自分のことを褒めたいです。
最後まで諦めずに頑張ることができたのは、やはり子どもたちの笑顔が原動力でしたね。
【アイシクル編集部】子どもが大好きなんですね。
【和枝さん】はい、子どもの笑顔を見るだけで幸せな気持ちになりますし、元気を貰えます。

たくさんの子どもたちが笑顔になれる未来のために、今やりたいこと

【アイシクル編集部】これからチャレンジしてみたいことはありますか?
【和枝さん】わたしが教師になろうと思ったきっかけは、家庭環境が複雑な子との出会いでした。今の時代、そういう子は本当に多いと思います。また、世界レベルで見ても、さらに辛く悲しい境遇の子どもがたくさんいます。
「大変な思いをしている子どもたちがいる」ということを、世に広めていく活動をしていきたいと思っています。どんな方法かは、まだ手探り状態ですが、必ずやりたいと思っています。そして、たくさんの人がそういう実情を知った上で、辛い境遇の子どもたちが心から笑えるよう手助けできる活動につなげていきたいと思っています。
【アイシクル編集部】素敵ですね。そして、やりたいと思うことに迷いがありませんね。
【和枝さん】教師になろうと思ったきっかけである子どもの存在は大きいですね。これから何かをやろうと思ったとき、やはり心は原点に帰ります。そのときの感情が常にわたしを突き動かしていますね。

旅で知ることが出来た人の優しさに感謝

【和枝さん】昨年、旅行でニューヨークに行きました。初めての一人旅です。無事に帰って来られるかすごく不安でしたが、千歳を飛び立った瞬間から、日本でも現地でもたくさんの方に助けていただいたお陰で、とても楽しい旅になりました。人の優しさに触れ、今も感謝の気持ちでいっぱいです。改めて今までの人生、たくさんの人に助けられ、支えられてここまで来られたんだな、と思いましたね。
私は今まで、語りつくせないほどの様々な経験していますが、これからは、微力ながらもこの経験を生かして活動していきたいと考えています。
【アイシクル編集部】それこそが、子どもたちの笑顔が溢れる未来にすることですよね。
【和枝さん】はい、そうです。
子どもたちだけではなく、お母さん方を含め女性たちも明るく幸せでいて欲しいと願っています。


色々なお話をしましたが、子どものお話をしているときには、より一層やさしい笑顔で語っていたのが印象的でした。
会話の端々から、和枝さんの愛情の深さと心から子どもたちの幸せを願っているという思いを強く感じることができました。
子どもたちの幸せな未来のために、和枝さんのチャレンジはこれからも続きます。
今後の活動をアイシクルも応援していきたいと思います。
和枝さん、ありがとうございます。

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