うちの子、左利きかも?!利き手を見分けるポイントはコレ

うちの娘は左利きです。
3歳頃に確定しましたが、多くは4歳頃までには確定するそうです。
赤ちゃんのうちは利き手がわからないので、左右どちらの手も使っています。
しかし、3歳頃から、もしかして左利きなのかも?と思わせる行動が目立つようになり、そのまま日常のあらゆることを当たり前のように左手でやるようになっていきました。
そこで、左利きについて色々なことが気になりはじめたので、調べてみることに。
◆左利きの割合は?
◆なぜ左利きになるのか?
◆左利きのここが不便!
◆左利きは矯正したほうがいいのか?
◆左利きの脳はどうなっているのか?
◆スポーツで左利きが有利なのはなぜか?
◆左利きの有名人
◆左利きかもしれない?!子どもの利き手を見分けるポイント
左利きの割合は?
世界の人口の約10%前後が左利きと言われているそうです。
かなり狭い世界ですが、娘のクラス34人中、左利きの子を探してみると我が子を含め3人いました。見事に10%前後ですね。
なぜ10%前後の割合のまま昔からずっと変わらないのか、理由は分かっていないようです。不思議ですね。
なぜ左利きは少ないのか?
・自然選択説
・突然変異説
・種の自己防衛説
・脳の半球説
・遺伝によるとする説
・矯正説
・胎内で決まるという説
・双子説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
説明を読んでも理解できそうもない説も並んでいます。
上記の中で特にわたしが気になるのは、「遺伝によるとする説」と「双子説」です。
左利きは遺伝が関係しているのか?
我が家の場合は、こんな感じです。(※隔世遺伝の可能性も視野に入れます。)
○主人→右利き
○わたし→右利き
■主人の父→右利き
■主人の母→右利き
◇わたしの父→両利き
◇わたしの母→右利き
ここでのポイントはわたしの父が両利きだということです。
どちらの手も基本使えますが、スポーツ全般は左手を主に使っているので、子供のころに矯正された可能性大です。
また、わたしの弟は右利きですが、スピード勝負など本気を出すような場面では主に左手を使います。
こうやって見てみると、わたしの親族に左利き疑惑が数名いる、ということがわかりますが、やはり胸を張って「遺伝です!」とは言い切れないですね。
双子説
左利きの出現は単生児よりも一卵性双生児の方が若干高い。
このことから、本来なら双子として生まれてくるはずだった胎児の内、右利きの子が何らかの理由によって消滅、または左利きの子に取り込まれて左利きの子だけが生まれる、という説が在る。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
娘は双子でした。ひとりは初期流産、娘だけが元気に無事生まれました。
なので、この双子説はなかなか興味深いな、と思いました。
左利きのここが不便!
世の中の道具や生活に関することは右利き用がほとんどです。
自分は右利きなので意識したことはないですが、娘がすでに左利きの不便さの洗礼を受けています。
それを見て「あー、それもかぁー」と、なる日々が続いています。
地下鉄等の自動改札機
定番ですね。
切符を入れるとき手がクロスになっています。笑
右手で入れたらいいのでは?と思いますが、瞬時にそうはならないようで、毎回クロスさせています。
はさみ
次も定番中の定番です。
ハサミの噛み合わせが逆なので使いにくいとは聞いていましたが、普通に切れるのでは?と思っていました。
娘には、手を怪我しないよう、とりあえず左利き用のハサミを与えていましたが、その左利き用のハサミを借りて右手で使ったとき衝撃が走りました。
全然切れない!しかも、切りたい線の上に刃がうまく当たらない!
左利きの人はこんなイライラする思いをしながら、右利き用のハサミを使っていたのか・・・。と切なくなりました。
そして、
思いもよらなかった不便アイテムは、なんと木ベラ!
料理のお手伝いをしてくれるのですが、ふと見ると、木ベラの先の斜めカットの尖っているほうを下にして炒めていたのです。
「え?それ、フライパンに刺さってるしょ!木ベラはそうじゃなくてこうやって使うんだよ?」
と正しく持ち替えたとき、はさみに引き続き、衝撃が走りました。
木ベラ、カーブしてるっ!Σ(゚д゚;)
ずーっと使っていましたが、カーブと先の斜めカットが右手で使うのに便利な加工になっているとは、まったく知りませんでした。
娘はカーブ重視で仕方がなくとがっているほうで炒めていました。ぐすん。
そして、ネットで検索すると、ご丁寧に左利き用の木ベラなるものが売っておりました。
その他、がま口が開けにくい、娘の左側に座ると互いの腕が何度もぶつかる、パソコンのマウスが使いにくい、箸の持ち方を教えるとき親が左で持てないので苦労する、などなどあります。
左利きは矯正したほうがいいのか?
昔からの風潮で、ひとつ上の世代の人や理解のない人は「早く右に矯正したほうがいい」「親の躾が悪いから左になる」などと心無いセリフを言ってきたりします。
後者はスルー案件ですが、たしかに世の中の利便性を考えると矯正したほうがいいのかな?と迷うと思います。しかし、最近では矯正することにより子どもに色々な問題が生じることが分かり、慎重になりましょうという動きになってきました。
そこで矯正のデメリットを調べてみると、
◆脳が混乱し、吃音の症状が出る
◆利き手を使えないストレスで発達障害などの症状が出る
◆おねしょをするようになる
上記は一部ですが、矯正でそういった症状が出るのは悲しいことですね。
我が家では、左利きは娘の個性だと考えているので、矯正はせず自然にまかせようと思っています。
しかし、世の中は右利きの人が生活しやすいようになっていますし、各ご家庭で色々な考え方があると思いますので、子どもにとってどうすることが幸せなのかを考え、良い選択をしてあげられたらいいのではないかと思います。
左利きの脳はどうなっているのか?
言語処理をするとき、右利きの人は主に左脳(言語)が働きますが、左利きの人は両方の脳が働いていると言われています。だからなのか、左利きの人は、右脳と左脳の情報を伝達する脳梁(のうりょう)が右利きの人よりも太いということが分かっているようです。
また、左利きの人は右脳がつかさどっている空間認識能力が高く、芸術センスが優れている人が多い傾向があると言われています。
スポーツで左利きが有利なのはなぜか?
スポーツでは、左利きが有利だと聞いたことがあります。
なぜなのかというと、人口比が少ない左利きと対戦する機会が少ないので、対策を練る準備に時間がかかるからだそうです。テニスプレーヤーの大阪なおみ選手も左利き選手との対戦のため、練習相手を左利きの人に変え対策を取り試合に臨んだそうです。
特に、テニス、卓球、野球、ボクシング、柔道など1対1で対戦するスポーツに左利きは有利に働くとのことです。
左利きの有名人
テレビを見ていると、芸能人は左利きが多いなーと思うことありませんか?
左利きは芸術センスが優れている人が多い傾向、ということなので、もしかしたら芸能界の左利きは10%どころじゃないのかもしれませんね。
スポーツ界もまた、わざわざ左利きに矯正することもあるそうで、それもまた10%よりも多いかもしれませんね。
また、歴史上の偉人にも、左利きがたくさんいますよ。ごく一部ですが、紹介します。
・レオナルド・ダ・ヴィンチ(イタリア、画家)
・ピカソ(スペイン、画家)
・ムンク(ノルウェー、画家)
・モーツァルト(オーストリア、作曲家)
・バッハ(ドイツ、作曲家)
・ベートーヴェン(ドイツ、作曲家)
・アインシュタイン(ドイツ、物理学者)
・ニュートン(イギリス、物理学者)
・キュリー夫人(ポーランド、物理学者)
・エジソン(アメリカ、発明家)
左利きかもしれない?!子どもの利き手を見分けるポイント
我が子がもしかしたら左利きかもしれない?!と思っている親御さんへ、3歳くらいから見分けるポイントがいくつかあります。
1、普段の遊びからどちらの手を多く使うか見る
砂遊びが一番分かりやすいと思います。スコップをどちらの手で長く持っているかをみてください。
2、絵を描くとき、両方の手でそれぞれ線や丸を描かせてみる
利き手のほうだときれいな丸や力強い線が描けますが、利き手ではないほうだとヒョロヒョロとした細い線しか描けない傾向があります。
3、スプーンを持たせたとき、スプーンを持っていないほうの手を見る
スプーンでご飯や味噌汁をすくいあげるとき、あえてスプーンを持っていないほうの手がどういう動きをするか見てみてください。
特に量が少なくなってからがポイントです。たとえば左手にスプーンを持たせたら、お茶碗やお椀に自然と右手が添えられるかどうか、そしてすくいやすいよう傾けるなどしてアシストできるようなら、左利きの可能性が高いと思います。
娘の場合は、右手にスプーンを持たせると、左手が緊急停止し、右手だけで必死に食べようとしていました。もちろん、片方の手の支えがありませんから、うまくすくえません。左手がダイレクトにお茶碗へINしたり、ドッグイートなったり、結局は途中で食事を放棄していました。
以上、あくまでも個人見解ですので、ご参考程度にチェックしてみてください。
いかがでしたでしょうか?
左利きにはデメリットが多い印象がありますが、良いメリットもあるということを確認できたかと思います。
我が家は「矯正はしない」と決めましたが、文字を書く練習が始まり、正直不安はあります。文字だけは右のほうがいいのかな?と頭をよぎります。本人はお遊びで右で文字を書いたりもしています。それを見て、どうせなら両方でかけるようになるとお得かな?!と前向きに考えています。
ひとつひとつゆっくりクリアして、子育てライフを楽しみましょうね♪